特集號 第5回關東甲信磐越眼科集談會
普通講演
(7) Bürger病眼球病理組織學的知見補遺
大木 陽太郞
1
1慈大眼科
pp.86-94
発行日 1952年2月15日
Published Date 1952/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201060
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緒論
1934年Marchesaniは青年性再發性網膜硝子體出血の本態はBürger病(以下B病と略す)なりと主張し斯界の注目をひいた。然るにHippel,Fleischer等の反對,菅沼の反證を浴びた事は衆知の事實であるが一面このB病そのものも甚だ不詳の點が多く,ましてその眼における病理組織學的検索はその報告例も少く1899年Winiwarterの提唱以來本態も尚明確を期し難い疾患の一つである。幸にして私は最近此の眼球を組織學的に検索するの機會を得たのでここに報告しょうと思う。
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