増刊号 ターゲット別! 画像診断お助けガイド—基本画像から最新モダリティまで
Ⅰ 部位別
視神経
視神経
中馬 秀樹
1
1宮崎大学医学部感覚運動医学講座眼科学分野
pp.159-166
発行日 2014年10月30日
Published Date 2014/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200045
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◎視神経の炎症の有無をみるためにはガドリニウムによる造影検査が必要で,冠状断で,脂肪抑制させることが有用である。
◎視神経髄膜腫は,眼窩部MRIで,ガドリニウムにて視神経周囲がエンハンスされ,視神経自体よりもその周囲の髄膜が腫大している。視神経膠腫では周囲の髄膜よりも視神経自体が腫大している。
◎視神経低形成では,視神経よりも透明中隔欠損や,下垂体の形成異常の検索が重要である。
◎朝顔症候群では,頭部MRI冠状断にて髄膜脳瘤と,MRAにて内頸動脈の異常や,もやもや血管の有無の検索が必要である。
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