やさしい目で きびしい目で・152
子育てと仕事の両立(私の場合)
小澤 摩記
1
1宮崎大学
pp.1235
発行日 2012年8月15日
Published Date 2012/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104330
- 有料閲覧
- 文献概要
最近,学会でもトピックな子育てと仕事の両立について書いてみました。
私は,眼科歴11年,病棟医長になり早6年目。子供は小学生1人。卒後,入局したのは外科。1年目に妊娠・出産。産後1か月半で22時までの保育園に子供を預け,職場復帰。しかし,それまで子持ちの女医は医局におらず,まさにアウェー。一大決心し,翌年,眼科へ転科。眼科に決めた理由は,働くママさん達がいたこと。転科後もフルタイムで勤務。ママさん先生に子育ての相談をしたり,保育園が休みのときは子供を医局に同伴し,みんなにみてもらったり。保育園のお迎え時間を過ぎたときは,保育士さんが自宅でお風呂に入れ,お迎えまで預かってくれました。執刀中に学校から子供が熱発したと連絡があったときは,医局秘書さんが代わりにお迎えに。こんな風に周りの人達に子育てに協力してもらい,支えられてなんとか眼科医として独り立ちできました。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.