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特集 第60回日本臨床眼科学会講演集(7)
特別講演
視神経疾患の画像診断―撮像法の工夫と臨床応用
Diagnostic imaging of optic nerve disorders
中尾 雄三
1
Yuzo Nakao
1
1近畿大学医学部堺病院眼科
pp.1624-1633
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101913
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視神経疾患の診療において,その病変部分は他の眼疾患と異なり直接に観察できないため,眼窩から頭蓋を描出する画像検査が重要な役割を果たしている。視神経疾患の画像検査としては1970年代にcomputerized tomography(CT),1980年代にmagnetic resonance imaging(MRI)が臨床の場に登場し,画期的な診断法の進歩をもたらした。撮像時間の短縮,解像力の強化,障害の軽減など改良と工夫が行われ,広く普及している。CT,MRIの各々の長所と限界を十分に把握して,眼科医自身がその応用を考慮し,最良の画像情報を得るよう努力する必要がある。
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