特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (2)
専門別研究会
眼先天異常
野呂 充
1
,
玉井 信
2
1国立仙台病院眼科
2東北大学眼科
pp.590-591
発行日 2004年4月15日
Published Date 2004/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101081
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■一般講演
1.先天白内障患者家族に対するアンケートおよび患者との交流会について
野呂 充・他(国立仙台病院)
先天白内障は眼先天異常のなかでも重要な疾患であるが,手術後長期にわたって治療を要し,眼科医,患児,保護者にとって忍耐が必要とされる。今回演者らは,白内障患児の家族が抱えている問題を把握する目的で保護者にアンケートを行い,さらに患者家族からの要望もあったことから患者および家族との交流会を開催したので報告した。
アンケートの対象は国立仙台病院眼科に通院中の先天白内障術後の保護者である。回答が得られたのは20家族あまりで,多かったのは,視力に関すること,将来に関する不安,コンタクトレンズの価格についてなどであった。このアンケート結果を踏まえ交流会は3月下旬に仙台市で行われ,医師1名,看護師1名,視能訓練士2名,21家族56名が参加した。その内容と参加者の声についても発表した。
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