特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (1)
専門別研究会
屈折調節研究会―Quality of visionを考える
大鹿 哲郎
1
1筑波大学臨床医学系眼科
pp.300-302
発行日 2005年3月15日
Published Date 2005/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410100042
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本年の屈折調節研究会は,屈折矯正方法と視覚の質,quality of vision(QOV)をメインテーマに,基調講演,教育講演,シンポジウムを行った。一般演題は募集しなかった。
【基調講演】 QOVと幾何光学
所 敬(東京医科歯科大学)
所名誉教授は,まず幾何光学の3つの基本法則,特にSnellの法則(異なる媒質の境界を通過する光は反射および屈折する)について解説され,続いて眼の幾何光学的な特徴について述べられた。眼には幾何光学的には欠点と考えられる構造や現象があり,これらには生理的なものと病的なものとがある。
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