今月の臨床 子宮体癌—理解のためのQ&A 33
予後に関する因子
29.病理組織型別による転移,進展形式の差
蔵本 博行
1
Hiroyuki Kuramoto
1
1北里大学医学部産婦人科
pp.334-336
発行日 1991年3月10日
Published Date 1991/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904922
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子宮体癌のほとんどはいわゆる「内膜型」腺癌の組織像を呈するものであるが,一部は特殊な組織型を呈するものもある。体癌の転移や進展の程度,ひいては患者の予後のよしあしは,これら腺癌の分化度や組織型によって大きく異なっている。
そこで,これらについて北里大学病院の経験1,2)と文献から説明することにしたい。なお,われわれの成績は1985年末までに治療した122例を元にしたものである。
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