カラーグラフ 経頸管的切除術・3
中隔子宮の治療
林 保良
1
,
岩田 嘉行
1
Bao-Liang Lin
1
,
Yoshiyuki Iwata
1
1川崎市立川崎病院産婦人科
pp.258-259
発行日 1991年3月10日
Published Date 1991/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904893
- 有料閲覧
- 文献概要
習慣流産または不育症の原因となる子宮奇形の中で最も多く見られるのは中隔子宮である.われわれは婦人用レゼクトスコープを用いて子宮中隔を切除しており,開腹手術に伴う出血,疼痛,腹腔内癒着などの合併症を避け得るようになった.TCR術の侵襲は少ないので原発不妊の患者も対象例にしている.以下2症例についてその臨床経過を紹介する.症例1はG0P030歳の不妊症例.症例2は29歳,G2P0,2回流産を経験している患者.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.