今月の臨床 着床環境の改善はどこまで可能か?―エキスパートに聞く最新研究と具体的対処法
婦人科疾患による着床不全の機序とその対処法
中隔子宮の影響と対処法
栗林 靖
1
1杉山産婦人科丸の内
pp.1290-1295
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210210
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●これからの中隔子宮の診断は,腹腔鏡と子宮鏡の併用ではなく,より侵襲性が低い,子宮鏡検査と画像診断(3D超音波とソノヒステログラフィの併用,MRI)併用が強く勧められる.
●中隔子宮を有する女性は1st Trimesterにおける流産率が高い.
●子宮鏡下中隔切除術は,不育症患者の流産率の低下と出生率の改善に寄与する.
●中隔子宮の種類や大きさの違いは,妊孕性および周産期合併症の異常に関係しない.
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