臨床研修セミナー 外来診療指針
I.妊婦外来
胎児モニタリング外来
胎児行動Biophysical profile
佐藤 昌司
1
,
前田 博敬
1
,
中野 仁雄
1
Shoji Satoh
1
1九州大学医学部婦人科学産科学教室
pp.799-801
発行日 1990年9月10日
Published Date 1990/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904884
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周産期における外来診療では,大部分の正常例に含まれる一部の疾病胎児を短時間に抽出できるマススクリーニングとしてのモニタリング法が要求される。この目的に沿って現在用いられている胎児の健常性の評価法には,瞬時心拍数の解析によるNonstress test(NST)あるいはContraction stress test(CST),そしてこれに胎児の運動と羊水量を加味したBiophysical profile score(BPS)がある。本稿ではBPSについて,その評価法および意義を中心に概説する。
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