今月の臨床 子宮外妊娠—新しい視点から
総論
2.ARTと子宮外妊娠
柴原 浩章
1
,
大野 貴史
1
,
鈴木 達也
1
,
角田 哲男
1
,
高見澤 聡
1
,
佐藤 郁夫
1
1自治医科大学産科婦人科
pp.974-978
発行日 2001年9月10日
Published Date 2001/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904415
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はじめに
ARTは多くの難治性不妊症患者に福音をもたらせている.その反面,ARTを適応した患者の一部に,卵巣過剰刺激症候群(OHSS)や多胎妊娠などの副作用が,ある一定の頻度で発生する.
一方,ARTによるもう一つの副作用として,通常よりも高い子宮外妊娠の発生が知られている.本稿ではARTと子宮外妊娠に関する話題について,われわれの経験と最近の文献を整理して解説する.
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