今月の臨床 一歩先行く超音波胎児検診
妊娠中期
1.胎児形態異常スクリーニングの実際 ③腹部
根本 明彦
1
1武蔵野赤十字病院産婦人科
pp.591-593
発行日 2001年5月10日
Published Date 2001/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904332
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超音波断層法の発達により,胎児形態異常の出生前診断が可能になった.形態異常のスクリーニングは,異常の種類によりスクリーニング可能な時期が異なるため,少なくとも妊娠20週前後,28週前後の2回は行う必要がある.スクリーニングを行うにあたっては,チェックリスト(表1)を用い,系統的に行うことが望ましい.本稿では出生前診断が可能な胎児腹部異常の中で重要な消化器・腹壁・泌尿器のスクリーニングについて解説する.
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