今月の臨床 思春期外来—診療上の留意点
総論
2.思春期の内分泌変化
本庄 英雄
1
,
保田 仁介
1
1京都府立医科大学産婦人科学教室
pp.1074-1076
発行日 2000年9月10日
Published Date 2000/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904124
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はじめに
思春期は二次性徴の出現から初経をへて二次性徴の完成,月経周期が確立していくころまでで,わが国では8〜9歳から17〜18歳ごろまでである.
生殖機能の成熟によりそれまで休眠状態にあった視床下部—下垂体—卵巣系機能が活動を開始し,やがて月経周期の確立にいたる過程であり,その期間には多くの内分泌変化を伴っている.
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