今月の臨床 ハイリスク分娩の管理指針
ハイリスク胎児の分娩管理
1.骨盤位分娩におけるリスク回避
竹田 善治
1
,
中山 摂子
1
,
坂井 昌人
1
,
岡井 崇
1
1総合母子保健センター愛育病院産婦人科
pp.654-657
発行日 2000年5月10日
Published Date 2000/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904028
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骨盤位分娩は全分娩数の3〜6%を占め,ハイリスク分娩のなかでも遭遇することの多いものの一つである.頭位分娩に比し骨盤位例は次に述べるいくつかの特有のリスクが加わるため,経腟分娩に臨むにあたっては十分な意を注がなければならない.ここでは筆者らが愛育病院において実際に行っている正期産,単胎骨盤位例の扱いについて,主としてリスク回避の観点から具体的な管理法や注意点を述べる.
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