臨床医のプライマリ・ケア 妊娠・分娩とプライマリ・ケア
骨盤位妊娠・分娩への対策
永田 一郎
1
,
小林 充尚
2
Ichiro Nagata
1
,
Mitsunao Kobayashi
2
1防衛医科大学産科婦人科学教室
2防衛医科大学分娩部
pp.305-310
発行日 1982年4月10日
Published Date 1982/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206602
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骨盤位分娩の頻度は約5%といわれているが,周産期死亡率は妊娠,分娩および新生児の管理が進歩した現在でも頭位分娩のそれに対し4〜5倍高い5,13,18)。そこでその理由を検討し,プライマリー・ケアの立場からその予防対策と診療限界を考えてみたい。なおこの際プライマリー・ケアとは一次医療ないし診療所レベルでの医療9)とした。
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