今月の臨床 新生児外科の最前線—産科医としての必須知識
新生児外科患者搬送のタイミング
細田 弥太郎
1
,
山高 篤行
1
,
宮野 武
1
1順天堂大学医学部小児外科
pp.228-231
発行日 2000年3月10日
Published Date 2000/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903951
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新生児外科領域では,近年の出生前診断の著しい進歩に伴い,新生児外科症例の母体搬送あるいは新生児搬送が増加してきている.これら搬送のタイミングは,その症例の予後に大きな影響を与え,非常に重要なポイントとなる.本稿では,日本小児外科学会学術委員会による1998年新生児外科全国集計に基づくわが国の新生児外科の現況1)を紹介するとともに,新生児外科患者搬送のタイミングについて述べてみたい.なお,本文中に記載されたすべてのデータは,日本小児外科学会学術委員会による1998年新生児外科全国集計として日本小児外科学会誌に掲載1,2)されたものである.
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