今月の臨床 婦人科外来
救急患者への対応
2.血管確保の方法
竹田 省
1
1埼玉医科大学総合医療センター産婦人科
pp.606-609
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903635
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●はじめに
血管確保は産婦人科医のみならずすべての医師に必須の基本手技であり,ショック時の救命処置としてもきわめて重要である.緊急時,その後の採血,薬物療法,処置などが手早く,適切かつ確実に行えるかどうかは,血管確保がスムーズにできるかどうかにかかってくる.産婦人科医は分娩時のショックのみならず,外来診療時に子宮外妊娠や急性腹症など救急疾患に遭遇する機会も多く,医師の血管確保技術の習練のみならず,看護婦の輸液セットの準備や穿刺部位固定テープの用意などが手早くできるよう日頃より心がけておくことが大切である.
血管確保の方法には次のものがある.
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