今月の臨床 婦人科外来
外来診察と検査
12.コルポスコピー
杉下 匡
1
1佐々木研究所附属杏雲堂病院
pp.444-447
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903603
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●はじめに
コルポスコピーとは,コルポスコープ(拡大鏡)を用いて子宮頸部病変を視診する診断法の総称である.この診断法は1925年にドイツのHinsel—mannによって開発され,以来SchauensteinやNavratilらのドイツ学派がこれを継承した.一方,細胞診はその3年後の1928年にPapanico—laouによって導入された.
これらは今日,婦人科診察法の最初に行うものであって,とくにコルポスコピーは細胞診に次ぐ2番目の診断法である.
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