今月の臨床 経腟超音波を使いこなす
産科での活用
15.臍帯下垂の診断
竹田 善治
1
,
坂井 昌人
1
,
岡井 崇
1
1総合母子保健センター愛育病院産婦人科
pp.507-510
発行日 1998年4月10日
Published Date 1998/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903241
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この疾患の特徴
・臍帯下垂とは,破水前に先進胎児部分の側方または下方に卵膜を隔てて臍帯を透見ないし触知するものをいう.最近では臍帯が胎児部分より先進している状態を超音波断層法で診断することが多い(図1〜5).
・臍帯下垂は頻度は低いものの,気づかれずに過ごされた場合,児の予後はきわめて不良である.そのため分娩前に発見することが重要となる.
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