今月の臨床 不妊治療—ここが聞きたい
卵管,子宮
5.不妊患者の筋腫核出術の適応と効果は?
松浦 講平
1
,
岡村 均
1
1熊本大学医学部産婦人科
pp.1432-1433
発行日 1996年11月10日
Published Date 1996/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902737
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適応
子宮筋腫核出術(以下,核出術)の適応は,他の不妊因子の治療によって妊娠が十分期待できる例に核出術を先行する場合と子宮筋腫(筋腫)以外に他に明らかな不妊因子がない場合に分けて考える必要がある.
前者には排卵障害例や体外受精—胚移植の適応例が挙げられるが,着床期とともにそれ以降の問題点,すなわち妊娠・分娩・産褥経過への影響を考慮したうえで判断する必要がある.
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