今月の臨床 産婦人科エコー診断—撮り方,読み方のこつとポイント
胎児異常
1.先天異常
8)腹腔内異常
藤本 隆夫
1
,
吉田 幸洋
2
,
宮野 武
1
,
桑原 慶紀
2
1順天堂大学医学部小児外科
2順天堂大学産婦人科
pp.538-545
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902511
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胎児は羊水中に浮いておりしかも飲み込んだ羊水が消化管内に存在する訳であるから胎児の消化管病変は超音波検査の格好の対象となりうる.本項では胎児の消化管奇形の代表である消化管閉鎖(食道閉鎖症・十二指腸閉鎖症・小腸閉鎖症)に加え腹壁の異常(臍帯ヘルニア・腹壁破裂),卵巣嚢腫の各疾患についてその超音波像の特徴,描出・読影上のポイントに加え,出生後の治療計画上重要な画像診断上の問題を小児外科医の目で解説を加える.
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