薬の臨床
化学療法後重度骨髄抑制に対するGCSF(フィルグラスチム)持続静注法の臨床検討
寺内 文敏
1
,
植野 りえ
1
,
豊岡 理恵子
1
,
田辺 勝男
1
,
伊原 佐江子
1
,
亀井 麻子
1
,
小倉 久男
1
1東邦大学医学部第2産婦人科
pp.1331-1334
発行日 1995年9月10日
Published Date 1995/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902285
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化学療法施行後に,感染症を併発した好中球減少症ならびに出血傾向をきたした血小板低下症を引き起こした重度骨髄抑制に対し,G-CSF持続静注法を施行し臨床的に効果を検討した.持続静注投与開始よりすみやかに白血球,好中球は増加傾向を示し,持続静注投与開始前皮下注投与期間は,短期間ほど持続静注の効果は有意に認められた.血小板数回復効果は,時間を要し今後の検討が必要である.
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