今月の臨床 婦人の尿失禁—トラブルへの対処
尿失禁を治療する
16.ホルモン療法
石河 修
1
1大阪市立大学医学部産婦人科
pp.1272-1274
発行日 1995年9月10日
Published Date 1995/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902274
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従来,わが国では欧米に比べ女性の尿失禁への関心度は著しく低かったが,近年のQOLを求める流れの中で,次第に女性の中にもその関心が増してきている.そのニーズに応えるべく当教室では1990年より排尿機能調整外来を開設し現在に至っている.本項では女性ホルモンとくにエストロゲンと下部尿路との関係および当教室におけるホルモン療法の実際について述べるとともに欧米でのホルモン療法の現況についても言及することとする.
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