今月の臨床 婦人科癌の免疫療法
免疫療法の実際
9.卵巣癌
金澤 浩二
1
1琉球大学医学部産科婦人科
pp.838-840
発行日 1995年7月10日
Published Date 1995/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902177
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
抗癌剤シスプラチンの臨床応用は,卵巣癌の治療にめざましい進歩をもたらしたといえる.しかし,冷静に考えてみると,患者の延命率の改善はみられるが,最終的な治癒率が明確に向上したとはいえない.卵巣癌の治療は,今,再び,停滞状況にあるといえよう.
本稿では,卵巣癌治療における免疫療法の意義と実際について,文献的に概説する.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.