今月の臨床 多胎—いま何が問題か
妊娠合併症の対策
8.頸管縫縮術の適応とタイミング
三宅 良明
1
,
長岡 理明
1
,
佐藤 和雄
1
1日本大学医学部産婦人科
pp.1464-1466
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901981
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
東京都における双胎妊娠の頻度は2.5〜3.0%であるが,双胎による死亡は周産期死亡率全体の約10%を占め,その主な原因は早産,未熟性であるとされている.そのため早期からの安静,頻回な診察による子宮収縮の有無,子宮口開大度,頸管長の観察,さらには頸管縫縮術など種々の早産予防対策がとられているものの,いまだ一定の見解は得られていない.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.