症例
非免疫性胎児水腫,羊水過多を合併した胎盤血管腫の1例
西川 聡
1
,
後藤 妙恵子
1
,
小泉 基生
1
,
水内 英充
1
,
足立 憲昭
1
,
郷久 鉞二
1
,
工藤 隆一
1
1札幌医科大学産科周産期科
pp.1293-1298
発行日 1994年10月10日
Published Date 1994/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901935
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胎盤血管腫は非絨毛由来の良性腫瘍で無症状で経過するような小さなものが大部分である.出生前診断されるような巨大なものでは,母体の羊水過多・早産,児の貧血・血小板減少・浮腫・子宮内死亡などが報告されている.
最近われわれは,超音波断層法にて非免疫性胎児水腫,羊水過多を合併した直径13cmにも及ぶ胎盤血管腫を出生前診断し,胎児管理により生児を得た1症例を経験した.
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