薬の臨床
クラミジア性子宮頸管炎治療におけるClarithromycin(クラリス)の臨床的検討
保田 仁介
1
,
大久保 智治
1
,
柏木 宣人
1
,
上島 典子
1
,
加藤 俊
1
,
竹川 僚一
1
,
戸崎 守
1
,
岩破 一博
1
,
山元 貴雄
1
,
岡田 弘二
1
1京都府立医科大学産婦人科
pp.703-709
発行日 1994年5月10日
Published Date 1994/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901760
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Chlamydia trachomatis感染症に対して適応を認められたマクロライドであるクラリスロマイシン(clarithromycin, CAM)のクラミジア性子宮頸管炎への有効性と安全性について検討した.
対象は妊婦14名を含むクラミジア性子宮頸管炎の患者54名であり,CAMの投与は1日 400mgを分2で14日間とした.その結果,投与21日目でのクラミジアの消失率は98.1%,その内著効は71.4%であった.
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