今月の臨床 治療にてこずる感染症
MRSA
20.院内感染対策
宮地 典子
1
Noriko Miyachi
1
1立川相互病院薬剤科
pp.1094-1096
発行日 1993年9月10日
Published Date 1993/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901445
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
院内感染対策委員会による組織的対応
MRSA院内感染は,①院内環境の汚染,②抗生物質の使用方法,③医療従事者による伝播が大きな要因と考えられる。したがって感染予防対策は全院所的規模での対応が必要であり,職員ひとりひとりの感染対策の実践が重要である。
対策のポイントは,①医療従事者,患者,見舞い客の手洗いの徹底,②院内環境の清浄化,③機器類の滅菌消毒,④患者への適切な処置,⑤抗生物質の適正な使用にある。
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.