今月の臨床 帝王切開
帝王切開の実際
31.帝王切開後の授乳管理
青野 敏博
1
,
舟戸 豊子
2
,
佐野 寿代
2
Toshihiro Aono
1
,
Toyoko Funato
2
,
Hisayo Sano
2
1徳島大学医学部産科婦人科
2徳島大学医学部付属病院分娩部
pp.727-729
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900903
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
産科管理の進歩に伴って帝王切開分娩の率が徐々に上昇し,現在では15〜20%に達している。したがって帝王切開後の母親に対する授乳管理は重要な問題である。一般には手術後のため授乳の開始が遅れ,乳汁分泌が不十分で,母乳確立度が低いとされている。しかし乳汁分泌を阻害する要因を明らかにし,これに対処することにより,十分母乳で育てることができるので,その要点を明らかにしたい。
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.