今月の臨床 産婦人科内科—治療のポイント
妊娠期
19.妊婦の体重変動と予後
吉田 孝雄
1
,
本田 利江
1
Takao Yoshida
1
,
Toshie Honda
1
1日本大学医学部産科婦人科学教室
pp.1078-1080
発行日 1991年9月10日
Published Date 1991/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900554
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妊娠時の至適体重変動は順調な妊娠経過と健全な分娩を経るための基本をなすものであり,周産期における母児管理上重要であることは言うまでもないことである。しかし,今日のわが国の社会生活環境は,過食,美食,省力化に象徴されるように,肥満の温床であり,肥満人口の増大は健康,管理上社会問題化していることは周知のことである。
また,その反面,若年者にみられるように,単なる美的容姿への憧れのための極端な減食によるやせも目立ちはじめてきており,新たな問題が生じている。
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