今月の臨床 今日の癌検診
子宮頸癌
4.頸部腺癌を見逃さないために
工藤 隆一
1
Ryuichi Kudo
1
1札幌医科大学産婦人科講座
pp.640-642
発行日 1991年6月10日
Published Date 1991/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900438
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子宮頸部腺癌を的確に診断するために考慮しなければならない事項として,その発生部位が扁平上皮癌に比し,頸管の子宮内膜方向の比較的高い位置であることと初期の腺癌は深部の頸管腺に発生する症例があることがあげられる。
実際の診断にあたっては細胞の採取法,細胞診断,生検組織採取法,組織診断などのそれぞれにおける留意点がある。従って,ここではこれらの事項について要点のみ述べる。
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