今月の臨床 帝王切開分娩のすべて―この1冊でわかるNew Normal Standard
術前・術中管理
死線期帝王切開術の国内の実施状況
今井 紀昭
1
,
齋藤 彩
1
,
石川 源
1
,
室月 淳
1
1宮城県立こども病院産科
pp.1246-1252
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210843
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●妊婦の心肺蘇生は,妊娠20週以降であれば子宮左方移動を行いながら一般成人と同様に行い,無効であれば早急に死線期帝王切開を行うよう努力する.
●国内で行われた19例の死線期帝王切開を検討したところ,蘇生成功率68%,生存率42%と海外の報告と比べ遜色ない結果であった.
●死線期帝王切開をいつでもできるように,日頃から関係部署と協力しシミュレーションなどを行い,準備しておく必要がある.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.