増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第4章 生殖補助医療時代の一般不妊診療―検査や治療の意義と限界
内分泌学的検査
プロラクチンと不妊
林 正美
1
,
大道 正英
1
1大阪医科薬科大学産婦人科学教室
pp.188-191
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210667
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▶血中プロラクチン(PRL)濃度が高値であっても症状がない場合,マクロプロラクチン血症との鑑別が必要である.
▶高PRL血症の治療にはドーパミンアゴニスト製剤が第一選択とされ,カベルゴリンは副作用が最も少なく使いやすい.
▶卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発症リスクが高い場合,ドーパミンアゴニスト製剤はOHSSの発症率および重症化率を低下させることが報告されている.
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