合併増大号 今月の臨床 産婦人科医が知っておきたい臨床遺伝学のすべて
領域共通
産婦人科遺伝診療をめぐる倫理的課題
佐々木 愛子
1
1国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター
pp.17-22
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210557
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●基本的に,生命倫理の四大原則である①自律性(autonomy),②善行(beneficence),③無危害(non-maleficence),④公正・正義(justice)に従う.
●疾患の重篤性の解釈は,時代,社会状況,医学の進歩,医療水準,さらには判断する個人の立場によって変化しうるものである.
●自律性(autonomy)を成立させるためには,大前提として社会環境の整備が必要である.
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