今月の臨床 プレコンセプションケアにどう取り組むか―いつ,誰に,何をする?
プレコンセプションケアとしての母子感染予防
風疹・麻疹・水痘・流行性耳下腺炎
野口 靖之
1
,
坂井 啓造
2
1愛知医科大学産婦人科学講座
2総合大雄会病院産婦人科
pp.1146-1149
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210538
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●風疹・麻疹・水痘・流行性耳下腺炎に関するワクチン接種の記録が1歳以上で「1回のみ」であれば,1回目の接種から少なくとも4週間以上あけて2回目の予防接種を受ける.
●すべて生ワクチンであり,妊娠していないこと,妊娠している可能がない状態でワクチン接種を行う.接種後2か月間は妊娠を避ける.
●過去のワクチン接種歴,既往感染歴がはっきりしない場合は,医療機関で抗体検査を行い接種の必要性を判断する.
●妊娠中に海外渡航の可能性がある女性は,妊娠前にワクチン接種を積極的に行う.「2回」の接種記録は必ず保管する.
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