増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
周産期
分娩時の処置・手術
子宮底圧迫法(クリステレル胎児圧出法)を行うにあたっての患者説明
牧野 康男
1
,
相澤 利奈
2
,
牧野 郁子
3
1庄原赤十字病院第2産婦人科
2昭和大学病院産婦人科
3府中市民病院婦人科
pp.91-93
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210302
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必ず説明しておくべきこと
◆子宮底圧迫法は急速遂娩が必要な場合にのみ選択される手技である1).
◆分娩第2期の急速遂娩術には,吸引・鉗子娩出術あるいは帝王切開が選択されるので,その補助手段であると説明する1).
◆この補助手段とは,娩出力を補完する目的で吸引・鉗子娩出術に併用する場合と,吸引・鉗子娩出術を準備し施行するのに時間を要するなどの事態に対して,その代替法として施行する場合であると説明する1).
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