今月の臨床 産婦人科医に最低限必要な正期産新生児管理の最新知識(Ⅱ)―母体合併症の影響は? 新生児スクリーニングはどうする?
新生児スクリーニング
聴覚スクリーニングのいま
神崎 晶
1
,
堀 明美
1
1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科
pp.936-941
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210144
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●検査のながれ,検査機器,検査法,検査法のコツ,難聴児に対する介入(補聴器,埋め込み型骨導補聴器,人工内耳)についてまとめた.
●サイトメガロウイルス感染による遅発性難聴例が存在する.
●新生児聴覚スクリーニングで使用される検査にはOAE検査とABR検査の2種類があり,OAEでは正常,ABRで異常を示す病態が見つかっている.
●リファー後の精査ではASSRという他覚的聴覚検査も普及しており,以前よりも低音の難聴に対する評価も少しずつ可能となってきた.
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