増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル
Ⅲ.産科編
周産期救急疾患への初期対応
HELLP症候群/急性妊娠脂肪肝
大井手 志保
1
,
王 良誠
1
,
高木 健次郎
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター産婦人科
pp.212-218
発行日 2019年4月20日
Published Date 2019/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209683
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当直医へのコール
◉どのような状況でコールされるか : 患者・救急隊・院内(病棟・救急外来)からは「周産期に急性発症した嘔気・嘔吐,上腹部痛」で依頼を受けることが多い.他院からは本疾患を疑って紹介されることがある.
◉特に要注意な情報は何か : バイタルサインの変化,腹痛・嘔吐の程度,発熱・頭痛・意識障害の有無,出血(不正出血,吐下血)の有無を確認する.子癇既往,妊娠高血圧,多胎妊娠,また,肝腎疾患,膠原病などの基礎疾患がないかについても確認する.
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