増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル
Ⅱ.婦人科編
症状・所見からみた疾患鑑別と病態把握
―救急外来―下腹部痛を主訴とする患者がコンサルトされたとき
岩井 加奈
1
,
小林 浩
1
1奈良県立医科大学産科婦人科学教室
pp.32-35
発行日 2019年4月20日
Published Date 2019/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209645
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当直医へのコール
◉救急隊からのコールは,婦人科疾患の既往のある患者や,性器出血を伴う患者,月経中の患者が多い.
◉コンサルトは,1次・2次輪番の内科からが多く,消化器疾患などが否定的な下腹部痛患者や,妊娠の可能性がある患者,下腹部腫瘤を伴う患者がコンサルトされる.
◉コール時はバイタルサインの異常の有無,妊娠の可能性の有無,下腹部痛の性状,発症からの時間などを確認する.
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