今月の臨床 糖代謝異常合併妊娠のベストマネジメント─成因から管理法,母児の予後まで
母体の予後
GDM患者の長期予後─2型糖尿病発症のリスクについて
荒田 尚子
1
,
川﨑 麻紀
1
1国立研究開発法人国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター母性内科
pp.1018-1023
発行日 2018年10月10日
Published Date 2018/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209512
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●妊娠は女性にとって生理的な生涯の健康の負荷試験といわれ,糖尿病の素因をもつ女性は妊娠時に一時的に糖代謝異常が顕在化し,妊娠糖尿病を合併する.
●妊娠糖尿病と診断された女性は,産後に耐糖能は正常化しても,のちに高頻度に糖尿病やメタボリック症候群を発症し,さらに心血管疾患発症リスクも上昇する.
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