今月の臨床 がん免疫療法の新展開─「知らない」ではすまない今のトレンド
がん免疫療法の応用と問題点─婦人科腫瘍を中心に
免疫療法にはどのような問題点・副作用があるか?
河野 光一郎
1
,
牛嶋 公生
1
1久留米大学医学部産婦人科学講座
pp.584-591
発行日 2018年6月10日
Published Date 2018/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209423
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●がん免疫療法では一時的に病勢が進行もしくはそのようにみえることもあるため,効果判定時には考慮が必要である.
●治療効果を予測するバイオマーカーとしてmutation burden,腫瘍浸潤リンパ球,PD-L1発現が有望であり,今後の研究に期待したい.
●これまでの薬物療法と異なる免疫療法特有な有害事象があること,発症が急で一部では致死的になることもあるため,注意深い観察と各専門医との連携体制を構築しておくことが重要である.
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