増刊号 産婦人科外来パーフェクトガイド─いまのトレンドを逃さずチェック!
【疾患編5】性感染症
クラミジア感染症
岩破 一博
1
1京都府立医科大学医学部看護学科医学講座産婦人科学
pp.368-371
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209368
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外来管理のポイント
❖クラミジア(CT)感染症は,定点報告では減少しているとされているが,性感染症発症受診者の年間推計数の推移,妊婦,郵送検査などでは増加傾向にあるので注意が必要である.
❖CTの検査法には,分離培養法,遺伝子検査法,抗原検出法,血清診断法などがある.各種ガイドラインでは,核酸増幅法が感度と特異性が高く,検体の保存や搬送も容易であることから推奨されている.
❖CTの治療は,アジスロマイシン1,000mg(単回投与)がfirst choiceで,妊婦でも,アジスロマイシンが推奨されている.またパートナーの治療を同時に行わなければならない.
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