増刊号 産婦人科外来パーフェクトガイド─いまのトレンドを逃さずチェック!
【疾患編2】不妊・不育
《不育症診療》
不育症の診断法
竹下 俊行
1
1日本医科大学産婦人科
pp.168-172
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209330
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外来管理のポイント
❖2回以上の反復流・死産を不育症,3回以上連続する流産を習慣流産と定義する.なお,生化学的妊娠は流産回数には数えない.
❖不育症のリスク因子は多岐にわたるが,エビデンスが確立しているリスク因子としては,抗リン脂質抗体症候群,子宮奇形,夫婦染色体異常(染色体転座)があり,3大リスク因子である.
❖子宮形態異常・子宮奇形の診断には超音波検査を中心に子宮卵管造影,子宮鏡検査を行い,中隔子宮と双角子宮の鑑別には3D超音波検査が有用である.
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