増刊号 産婦人科画像診断トレーニング─この所見をどう読むか?
周産期
症例:胎児血流計測➊
金川 武司
1
1大阪府立病院機構大阪母子医療センター産科
pp.125-130
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209019
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症例
患者 32歳,未経妊.
既往歴 特記すべきことなし.
家族歴 姉 : 妊娠高血圧腎症のため人工早産 32週 1,350g(−2.3SD).
現病歴 予定日は最終月経による起算で,妊娠9週にCRL(頭殿長)にて確認されている.
妊娠26週,推定体重650g(−2.0SD)の胎児発育不全(FGR)を認めた.詳細な胎児形態検査で明らかな形態異常を認めなかった.以後,胎児well-being評価目的で,胎児発育・羊水量およびnon-stress test(NST)による評価以外に,定期的に臍帯動脈および中大脳動脈の血流計測を行っていた(図1).
Q1 妊娠29週に臍帯動脈・中大脳動脈の血流波形が図1のとおりであった場合,どのように対応すべきか?
Q2 妊娠35週に臍帯動脈・中大脳動脈の血流波形が図1のとおりであった場合,どのように対応すべきか?
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*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2020年4月末まで)。
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