増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド
1.悪性腫瘍の妊孕性温存治療
Q3 広汎子宮頸部摘出術後に不妊治療を行う際にはどのようなスケジュールを立てればよいでしょうか?
佐藤 卓
1
,
浜谷 敏生
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.31-32
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208655
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A 術後6か月程度は再発の厳重観察期間と設定し,以降は症例ごとに妊娠を許可しています.不妊症のルーチン検査は,上行性感染のリスクなどを考慮して最小限の実施にとどめます.
術後の子宮口狭窄の問題や,ゴナドトロピン療法に伴う多胎妊娠のリスクに対応するために,比較的早期から体外受精を推奨し,良好な妊娠率が得られています.
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