合併増大号 今月の臨床 難治性の周産期common diseaseへの挑戦
胎児機能不全
胎児心電図を用いた胎児状態評価─胎児心電図装置を用いた新たな胎児心拍数モニタリングの試み
湊 敬廣
1,2
,
木村 芳孝
1,2
,
伊藤 拓哉
1
,
大塩 清佳
1,2
,
佐藤 尚明
1,2
,
西郡 秀和
2
,
八重樫 伸生
2
1東北大学大学院医学系研究科融合医工学分野
2東北大学産科婦人科学教室
pp.84-88
発行日 2016年1月10日
Published Date 2016/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208595
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●現行の分娩監視装置では胎児アシドーシスに対しての検出率が低く,偽陽性となる可能性が高い.
●胎児心電図を用いた胎児心拍数モニタリングでは現行の分娩監視装置に比べてより多くの情報が得られる.
●胎児心電図装置ではshort term variabilityの計測が可能となり,これは胎児の脳障害に対する指標となりうる可能性がある.
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