特集 最新の避妊法
抗progesterone剤の避妊への応用
武谷 雄二
1
,
水野 正彦
1
Yuji Taketani
1
,
Masahiko Mizuno
1
1東京大学医学部産婦人科教室
pp.997-1000
発行日 1988年11月10日
Published Date 1988/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207890
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現在薬剤による避妊法としては一般にestrogcn-pro-gestinの混合剤であるいわゆるoral contraceptivesが汎用されている。
一方,progesteroneは妊娠の成立,維持に不可欠なホルモンであり,抗progesterone抗体が妊娠成立を妨げることより,抗progesterone剤による避妊法の探究がなされてきた。最近になって強力な抗progesterone剤(RU486)の開発がなされ,本剤が実際に避妊効果または妊娠中絶作用を発揮することが確認され,将来の避妊薬の1つとして現在脚光を浴びている。
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