先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
免疫療法の評価
血液型不適合妊娠
松浦 俊平
1
Shunpei Matsuura
1
1愛媛大学医学部産科婦人科学教室
pp.364-365
発行日 1986年5月10日
Published Date 1986/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207383
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1970年代に入って普及をみた抗Dヒト免疫グロブリンの臨床使用によって,D不適合妊娠による母体感作は効率よく予防されるようになり,したがって児の溶血性疾患に罹患する数も激減をみた。しかし,少数ながらD感作の成立と児の重症罹患例が残存することも事実であり,感作成立の防止をより的確に行うための対策,あるいは残された重症例への対応などについて問題点を挙げてみる。
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