ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 更年期障害
更年期障害の治療
友田 豊
1
,
青木 孝允
2
Yutaka Tomoda
1
,
Takayoshi Aoki
2
1名古屋大学医学部産科婦人科学教室
2愛知県総合保健センター婦人科
pp.177-181
発行日 1985年3月10日
Published Date 1985/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207140
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更年期障害の治療について述べるにあたり,この言葉の意味する範囲を明確にしておく必要があると考える。そのためには,更年期障害の成因と発症の背景についての理解が不可欠である。そこで本稿では,更年期婦人に起こる変化を生物学的,心理学的,さらに生活環境の面から考察し,更年期障害とはいかなるものかを把握した上で治療方法の記述に移りたいと思う。したがって本題に入る迄の前置きが長くなるが,お赦し願いたい。
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