FIGO TOPICS 私が感銘を受けた講演
出血とショックに関するセミナー/嫌気性菌への多大な関心
寺尾 俊彦
1
1浜松医科大学産婦人科学教室
pp.70-71
発行日 1980年1月10日
Published Date 1980/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206183
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Hemorrhage in Obstetrics Including Shock-Basic study of DIC
今回はIYC記念周産期医学シンポジウム,FIGO教育講演,FIGO本会議,日母大会と盛り沢山の講演が続き,今後二度とないと思われるほど多くの講演が聞かれ,さらに文献上でのみ知る,高名な学者の人柄などにじかに接し,世界を身近に感じるようになったことは,私の最大の収穫であった。
Dr.Steptoeの試験管ベビー、Dr.Cardeyro-Barciaらの坐位分娩,Ryan教授やJost教授らの特別講演,Dr.SchallyのLH-RHおよびそのdelivcrtives等々,センセイショナルなもの,新知見に満ちたもの,多年の経験や研究からにじみ出る深みある教育講演など,その内容も多彩であった。これらは,おそらく他の方々から紹介されるであろう。小生は出血とショックに関するセミナーについて,その印象を述べてみたい。
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